美濃大萱古窯發見之図 Decorative folding fan
荒川 豊藏/ TOYOZO ARAKAWA
昭和五年四月、当時北大路魯山人先生の星岡窯に勤務していた荒川豊藏先生は星岡窯の展示会の為に名古屋に出向く。その折に見た「志野筍絵茶碗 玉川」の高台内側に付着した赤い道具土から、「古志野が焼かれていたのは瀬戸」という当時の通説に疑問を戴き、一路大萱の牟田洞へ赴く。そして偶然にも二日前に見た筍絵の茶碗と同手の陶片を見つけるのである。扇には山中で陶片を見つけた姿が丹念に描かれ、まさにその瞬間の感動が伝わってくるかのようである。
共箱 / with box signed by the artist
52.5 / 33.5cm
売約済 / Sold
52.5 / 33.5cm
売約済 / Sold