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掌上泥象百種ノ内「夕凪」 Artwork 'Evening Calm'

鈴木 治/ OSAMU SUZUKI
  • 掌上泥象百種ノ内「夕凪」
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八木一夫先生、山田光先生と共に、「走泥社」の結成メンバーであり、その独創的な造形作品の数々から、戦後の日本陶芸に大きな足跡を残された鈴木治先生。

1969年、京都五条にあった工房と自宅を山科へ移転。
焼締めの制作の為の電気窯に加えて、還元焼成の出来るガス窯を設置し、青白磁(影青)の制作を始められた。

1965年から「泥像(でいぞう)」という器物ではない造形作品を発表し始めた鈴木治先生。
1982年頃から自然現象を含め、森羅万象をテーマするというところから「泥象(でいしょう)」という言葉を用いる様になった。

1987年、東京・伊勢丹で「掌上泥象 百種を中心に 鈴木治陶磁展」を開催。
その中で発表された、掌の上に収まる小さな泥象のシリーズ。本作品も、その中の一点。
伊勢丹100周年を記念し100種の予定だったが、実際には個展が1年延期した為101種制作されている。

本来は大きな作品の試作として作られるものだが、治先生はひとつの作品としてこの愛らしい大きさで発表している。
極限まで単純化されたフォルムは詩的な題と共鳴し、想像の豊かに広がる作品世界を生み出している。
お問合せ番号 No.SO-01
共箱 / with box signed by artist
9.7 / 4.4 / H8.5cm
売約済(sold)

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