キセト茶碗 Chawan, Kiseto
北大路 魯山人/ KITAOJI ROSANJIN
黄瀬戸の見どころは「油揚手」、「抜け胆礬」、「焦げ」ですが、ご自身の窯は登窯であったため、穴窯ならではの湿度を再現するために、大変な工夫を凝らしていた。
それは、泥状の土だけを入れた匣鉢を登窯の中に積み上げ、火を入れることで、そこから出る水蒸気を利用して穴窯のような効果を期待したというもの。
じっくりと焼かれ、時間をかけて冷された作品にしか現れない、艶を抑えた優美な肌。
それを求め、表面的なテクニックに頼らず、窯内の環境を変えることを試みたというところに、先生ならではの志向と追求心を感じられる。
本作品は、碁笥底で、口がかすかにすぼまった形をしており、女性でもすっぽりと手に包んで馴染む大きさ。
胆礬の中におさまった鉄絵からは釘彫による払いのような草文が描き出されている。
静かな中に一点、光が射したような作品となっている。
底部にはロの銘が入る。
それは、泥状の土だけを入れた匣鉢を登窯の中に積み上げ、火を入れることで、そこから出る水蒸気を利用して穴窯のような効果を期待したというもの。
じっくりと焼かれ、時間をかけて冷された作品にしか現れない、艶を抑えた優美な肌。
それを求め、表面的なテクニックに頼らず、窯内の環境を変えることを試みたというところに、先生ならではの志向と追求心を感じられる。
本作品は、碁笥底で、口がかすかにすぼまった形をしており、女性でもすっぽりと手に包んで馴染む大きさ。
胆礬の中におさまった鉄絵からは釘彫による払いのような草文が描き出されている。
静かな中に一点、光が射したような作品となっている。
底部にはロの銘が入る。
お問合せ番号 No.KR-25
共箱 with box signed by the artist
9.5 / H8.5cm
¥2,200,000(税込/including tax)
共箱 with box signed by the artist
9.5 / H8.5cm
¥2,200,000(税込/including tax)