No.6 一九八十 壷 Vessel 1980

加守田章二 / KAMODA Shoji

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  • 「No.6 一九八十 壷 / Vessel 1980」の写真 その2
  • 「No.6 一九八十 壷 / Vessel 1980」の写真 その3

Box
共箱
with box signed by the artist
サイズ
Size
25.5 / 19.7 / H45.5cm

灰釉の益子時代から遠野へ移り曲線彫文をはじめ、彩色と文様を様々に展開した加守田先生だが、1979年東京の東久留米に陶房を構えてからは益子と東久留米で作陶を行うようになった。本作は1980(昭和55)年の作。高さ45センチの大型の壷で上部から見ると楕円型になっている。僅かに削り段差を付けた底部より上を褐色の釉薬を用い、全体を三角形を基本の形として区切り構成している。無施釉の肌と青釉、白釉を交互に配置した明快な文様と造形によって、作品の大きさから生まれている存在感がより強固なものになっている。
底部に「一九八十 章」の彫銘。

所載:
「20世紀陶芸の神話 加守田章二展 第3章 飛翔する生命」 益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子 2003年
「加守田章二 天極をさす」 益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子 2021年

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