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灰釉白掛切込茶盌 Tea bowl, White slip on ash glaze

濱田 庄司/ HAMADA SHOJI
  • 灰釉白掛切込茶盌
濱田先生が77歳の時に制作された作品。

高さを持って立ち上がれた胴には、二ヶ所、竹節のような段を作って削られている。
それにより覗く土粒に、益子独特のきめの粗さが残る土味が感じられる。

釉は益子の地に伝わった釉に独自な改良を加えたもので、従来の窯元が水甕や土瓶などに使用する原土に手を加えずに使った。機械文明を遮断していた益子は唐津を真似た釉薬が多いが、釉を造るために臼などで搗いてから使っていた。

本作品も、淡い飴色の上から斑唐津に近い白い灰釉が口縁にたっぷりと乗り、一部気泡を含んだように変化している。

若かりし頃滞在された沖縄の海の波打ち際をも思わせる作品。
お問合せ番号 No.HS-33
12.1 / H11.2cm
共箱 / With a box signed by the artist
喜寿制作 / Created for celebrating 77 years old
¥440,000(税込/including tax)

濱田 庄司 作品一覧