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箱
Box -
共箱
With a box signed by the artist -
サイズ
Size - 6.8 / 6.4 / H4.7cm
¥495,000
(税込/including tax)
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名工と言われた初代休雪先生は藩命により、元禄13 年(1700)京都に上り、一入時代の楽焼を修業して帰藩した。高麗に源流もつ萩に和風を取り入れたことは画期的なことであったに違いない。その後、四代休雪先生もまた、延享元年(1744) に楽家に向かっていた。この三輪萩の柔らかさは、代々引き継がれた血脈と技法が、少なからず影響しているようだ。ふっくらした丸みを帯びたフォルム、枇杷色の風合が魅力の盃は、萩の七変化と言われるほど、使うほどに変化が愉しめるもの。天恵の原土である大道土を主にした土肌は味わい深く、白濁した釉は薄いベールのように仄かに美しい釉景をつくっている。高台は、やや三日月。脇に「和」の彫銘がある。