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箱
Box -
共箱
With a box signed by the artist -
サイズ
Size - 11.0 / H26.3cm
売約済 / Sold
明治34 年、美術品やお茶道具の大コレクターであった赤星弥之助氏の孫として生まれた小森松菴先生は、若いころより茶道に通じ、昭和10 年代中頃から茶杓を削りはじめ、昭和30 年代後半から作陶を始める。備前は山本陶秀、森陶岳、志野は玉置保夫、織部は佐々木正、信楽は高橋春斎のなど各先生方の窯で作陶された。この作品は、筒型で矢筈口のように内側に少し盛り上げて口をつくっている。焼き上がりは片身代わりの景色で、落ち着いた緋色の半面は、肩口から焦げ、ビードロ、炭化していくグラデーションが見られる。畳付きに「壬子春 松庵造」と記す。昭和47 年作。