No.9 唐津井戸茶盌 Tea bowl, Karatsu, Ido

中里無庵 / NAKAZATO Muan

  • 「9. 唐津井戸茶盌 / Tea bowl, Karatsu, Ido」の写真 その1
  • 「9. 唐津井戸茶盌 / Tea bowl, Karatsu, Ido」の写真 その2
  • 「9. 唐津井戸茶盌 / Tea bowl, Karatsu, Ido」の写真 その3

Box
共箱
With a box signed by the artist
サイズ
Size
16.0 / 15.1 / H8.2cm

茶碗の王様とも言われる大井戸茶碗は、茶道に携わるものでも愛陶家にとっても白眉なもので、いつの時代も憧れの存在として君臨している。唐津で井戸茶碗は桃山時代にも江戸時代にも作られていないが、中里無庵先生は唐津で挑戦している。自作の井戸茶碗 銘「花火」は放射状に梅花皮釉が花火のような景色をみせ、作者を代表する茶碗となっている。本作は枇杷色が特徴で、釉掛けの変化に富んだ茶碗である。見込みは5 箇所にトチンの痕があり、高台は竹節、高台と高台脇は綺麗な梅花皮状になっている。「無」のくずしの彫銘がある。

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