色繪金銀彩徳利 Tokkuri, Iroe
富本 憲吉/ KENKICHI TOMIMOTO
ご自身の生家に大きく葉を伸ばした「羊歯」の葉は、やがて東京に転居した後も株分けし、繰り返しスケッチされた。
一葉を左右に分けた時、左は先端に向かうにつれ次第に短くなり、右は途中でその長さを変えて変化を出している。
一見すれば左右対称な菱形の模様。
しかしながら細かな観察から生まれた僅かな変化が飽きの来ない不思議な魅力となっている。
『羊歯は種類にもよるが大きいこの種では一芽づつ延び時計の針の逆廻りに追々と葉が開いて行く』という観察が単なる簡略化されただけではなく、
その一筆一筆に命の宿る「模様」として昇華されている。
一葉を左右に分けた時、左は先端に向かうにつれ次第に短くなり、右は途中でその長さを変えて変化を出している。
一見すれば左右対称な菱形の模様。
しかしながら細かな観察から生まれた僅かな変化が飽きの来ない不思議な魅力となっている。
『羊歯は種類にもよるが大きいこの種では一芽づつ延び時計の針の逆廻りに追々と葉が開いて行く』という観察が単なる簡略化されただけではなく、
その一筆一筆に命の宿る「模様」として昇華されている。
二重共箱(With double wood box titled, signed and sealed by artist.)
売約済(sold)
9.3×10.0×H17.4cm
売約済(sold)
9.3×10.0×H17.4cm