鷹峰茶碗 「老松」 Tea bowl
野崎 幻庵/ GENAN NOZAKI
「小田原三茶人」と呼ばれる、益田孝(鈍翁)、松永安左ェ門(耳庵)、そして野崎廣太(幻庵) は、 実業家として活躍する傍ら、茶道に執心する数奇者として近代における茶の湯の交流に大きな役割を果たした。 1918年(大正7)、幻庵は小田原の十字町諸白小路(今の小田原市南町)に自怡荘(茶室・葉雨庵)を、次いで天神山伝肇寺裏(今の小田原市城山)に安閑草舎(山房)を造営し、 小田原を中心とした近代茶人文化の発展に貢献する。
この茶碗は光悦ゆかりの鷹峯で創られた逸品。
変化の富んだ焼きの景色に、銘「老松」の木肌を連想させる。さらに、口縁部はゆるやかに撓みつつも調和のとれた形となっている。焼も作りも、いかにも数寄者らしい個性豊かな楽茶碗である。
この茶碗は光悦ゆかりの鷹峯で創られた逸品。
変化の富んだ焼きの景色に、銘「老松」の木肌を連想させる。さらに、口縁部はゆるやかに撓みつつも調和のとれた形となっている。焼も作りも、いかにも数寄者らしい個性豊かな楽茶碗である。
共箱(With wood box titled, signed and sealed by artist.)
売約済(sold)
10.4/H11.0cm
売約済(sold)
10.4/H11.0cm