志野くい呑 Sake cup, Shino
加藤 唐九郎/ TOKURO KATO
1973年(昭和48年)先生75歳、名古屋丸栄にて「野の陶人唐九郎展」の新作展に出品、図録掲載作品である。この展示の出品作品をみると、志野、引出、信楽、そして、巨大な陶壁など、どれも力が漲っていて、まさに絶頂期であったと思わずにはいられない。この小さなぐい呑からも、その熱が伝わってくる。見込に三日月の釉のかけ抜き、あたたかな緋色、絵はリズミカルにスース―チョンチョンチョンと。高台は、細やかな削りで縮緬じわ、持ち心地のよい、丸みを帯びたおにぎり型である。
高台脇に「一ム」の彫銘。
高台脇に「一ム」の彫銘。
共箱(With wood box titled, signed and sealed by artist.)
6.3 / 6.0 / H4.5cm
売約済 / Sold
「野の陶人 唐九郎展」 1973 年 名古屋 丸栄 所載作品
6.3 / 6.0 / H4.5cm
売約済 / Sold
「野の陶人 唐九郎展」 1973 年 名古屋 丸栄 所載作品