村上華岳 蓮座観音 MURAKAMI Kagaku Hanging scroll "Bodhisattva on lotus seat"
書画/ CALLIGRAPHIC WORKS
「製作は密室の祈り」という村上華岳先生の有名な言葉が残っている。この言葉には続きがあり、「畫家であるよりも或は宗教家であるよりも前に、何よりも前に私は人間でありたいと思ひます」。 34歳の頃に喘息の症状が出始め、京都から神戸へ引っ越した華岳先生は画室にこもり、仏画や山水画を描くことに精進した。画壇と離れ、自らの作品制作に集中し、まるで修行のように絵と向き合いながらも、若くして亡くなられた。 本作品は、昭和10年作とされ、亡くなる4年前に描かれた。蓮の上に座り、左手には蓮の花を持つ観音は実に穏やかな表情をしている。線の柔らかさや、茶墨の濃淡が観音をより魅力的に感じさせる。
お問合せ番号 No.C-16
村上暉久子箱 / with box signed by MURAKAMI Kikuko
41.5 / 13.0cm 軸寸 / Scroll size : 130.0 / 33.0cm
¥4,400,000(税込/including tax)
村上暉久子箱 / with box signed by MURAKAMI Kikuko
41.5 / 13.0cm 軸寸 / Scroll size : 130.0 / 33.0cm
¥4,400,000(税込/including tax)