白掻落文瓶 秋草文 Flower vase
小山 冨士夫/ FUJIO KOYAMA
冨士夫作品の中でも代表作とされる粉引の掻落の花入れ。
とりわけ他作品より躍動感がある形は大変珍しい。
その上には荒粉引の濃淡。
掻落しによる秋草の線の太さや強弱による表現の変化。
大きく豊かな窯の破れの表情。
随所に入る鉄斑のリズム。
見事に重なり合ったその姿は、息をのむほどの迫力である。
それはまるで、秋になり葉を切り裂くほどに烈しく吹付ける列葉風(れつようふう)を思わせる勢い。
素早い轆轤のさばき、自由な釉薬使い、窯本来の本質を的確に掴んだとされる先生のお仕事の全てが詰まったような名品と言える。
底裏には「古山子」の銘。
とりわけ他作品より躍動感がある形は大変珍しい。
その上には荒粉引の濃淡。
掻落しによる秋草の線の太さや強弱による表現の変化。
大きく豊かな窯の破れの表情。
随所に入る鉄斑のリズム。
見事に重なり合ったその姿は、息をのむほどの迫力である。
それはまるで、秋になり葉を切り裂くほどに烈しく吹付ける列葉風(れつようふう)を思わせる勢い。
素早い轆轤のさばき、自由な釉薬使い、窯本来の本質を的確に掴んだとされる先生のお仕事の全てが詰まったような名品と言える。
底裏には「古山子」の銘。
共箱(With wood box titled, signed and sealed by artist.)
売約済(sold)
21.6×H19.2cm
売約済(sold)
21.6×H19.2cm