紅地金襴手菊文茶器 Tea caddy, White porcelain, Chrysanthemum motif with gold leaf
加藤 土師萌/ HAJIME KATO
中国陶磁に憧憬し、その調査・研究の上に見事な作品の数々を残した加藤土師萌先生。「金襴手」の作品も先生の仕事を代表するものの一つと言ってよいだろう。円柱の器体は胴を僅かに凹ませている。赤で全体を上絵付した上に、金箔を貼り、再度焼き付ける「金襴手」によって全面に華やかな菊の文様を施している。本歌とする金襴手の仕事と比較すると土師萌先生の文様は大らかな美しさが感じられ、単なる古陶磁の模倣ではなく、素材・技術を深く学んだ上での創作であることは言うまでもない。底部に「土師萌造」の染付銘。黒塗の蓋が伴う。
共箱(With wood box titled, signed and sealed by artist.)
6.3 / H6.7cm
売約済/ Sold
6.3 / H6.7cm
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