白濁盌 Chawan, Madara
石黒 宗麿/ MUNEMARO ISHIGURO
宗麿先生がお作りになる白濁釉の作品の色合いは白からオリーブグリーンのような緑がかったものまで様々。
本作品は、その釉色が窯の中で良く溶け、少し透明がかったことにより器体の赤味が透けて見え、ほんのり桃色を呈している。
よく見ると灰釉の溶けだした流れの中に青味の色合いも見え、実に幻想的。
対して、見込みは口縁にほんのりと白濁釉の白が流れを残し、全体には透明釉が掛かって土色や細かな貫入などが愉しめる。
たっぷりとした大きさのお茶碗でありながら、胴の中腹には少し括れを持たせており、掌に納めた時も心地良く納まってくれる。
土が柔らかかったのか、胴の括れを作る際にトロっと指先に付いた土を残されているのも、単調になりがちな斑釉に変化が出て面白いところ。
こちらも高台内に「栩」の押印が入る。
本作品は、その釉色が窯の中で良く溶け、少し透明がかったことにより器体の赤味が透けて見え、ほんのり桃色を呈している。
よく見ると灰釉の溶けだした流れの中に青味の色合いも見え、実に幻想的。
対して、見込みは口縁にほんのりと白濁釉の白が流れを残し、全体には透明釉が掛かって土色や細かな貫入などが愉しめる。
たっぷりとした大きさのお茶碗でありながら、胴の中腹には少し括れを持たせており、掌に納めた時も心地良く納まってくれる。
土が柔らかかったのか、胴の括れを作る際にトロっと指先に付いた土を残されているのも、単調になりがちな斑釉に変化が出て面白いところ。
こちらも高台内に「栩」の押印が入る。
お問合せ番号 No.MI-55
共箱 / with box signed by the artist
11.8 / H9.6㎝
売約済 / sold
共箱 / with box signed by the artist
11.8 / H9.6㎝
売約済 / sold