鬼萩茶碗 Tea bowl, Oni-hagi
三輪 壽雪(十一代休雪)/ JUSETSU MIWA
量感溢れる熊川形の鬼萩茶碗である。「鬼萩手」とは素地土を水簸した際に取り除いた細かな砂礫を、後から混ぜ直した荒土によってつくられた萩焼のこと。古萩に元々あった名称であるが、先生は僅かにざらついた程度であったこの技法を、多量の砂礫を混ぜることでまさに「鬼萩」と呼ぶに相応しい独自の表現へと昇華させた。
しっかりと腰の張った器体に呼応するかのような力強い高台が見所である。たっぷりと施釉された萩釉は所々でその「休雪白」の濃淡を変え、窯変した薄桃色、口辺の三島土の黒色と共に変化に富む茶碗である。高台脇に「雪」の彫銘。
しっかりと腰の張った器体に呼応するかのような力強い高台が見所である。たっぷりと施釉された萩釉は所々でその「休雪白」の濃淡を変え、窯変した薄桃色、口辺の三島土の黒色と共に変化に富む茶碗である。高台脇に「雪」の彫銘。
お問合せ番号 No.(11)JM-5
共箱 / With box signed by the artist
14.4 / H10.6cm
ご売約 / Sold
共箱 / With box signed by the artist
14.4 / H10.6cm
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