白磁壷 Vessel, White porcelain
富本 憲吉/ KENKICHI TOMIMOTO
白磁の「粋」といえば中国の北宋時代の定窯白磁、李氏朝鮮時代には李朝白磁があるが日本の白磁の代表格としてまず筆頭にあげたいのが富本憲吉先生の白磁である。他の作家の白磁と一線を画すのは、この美しい瑪瑙質の陶肌だけでなく、壷であればその中に語られる詩も思想も全てが内包され、馥郁たる高雅な香りを感じるからであろう。本作は口縁の立ち上がりが低く全体のバランスが軽妙でありながらも重厚な趣がある。径が32㎝と大変稀少な大きさである。高台内にある「富」の染付銘から昭和11年(1936)作であることが分かる。
お問合せ番号 No.KT-67
共箱 / with wood box signed by artist
32.2 / H23.6cm
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昭和11年 / 1936
共箱 / with wood box signed by artist
32.2 / H23.6cm
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昭和11年 / 1936