青白瓷 馬 Artwork ‘Horse’, Bluish white porcelain
鈴木 治/ OSAMU SUZUKI
大きな四角く切り出した塊に、馬の頭が貼りつき、筒状の短い足と平たく伸ばされた尻尾が付いている。
「青白磁の作品は加えていくプラスのフォルム、陶器作品は削ぎ落としていくマイナスのフォルム」とは先生のお言葉。
この言葉と共に見て行くと、本作品のプラスの要素は、「足のパーツに残されたバリの部分」「たてがみや尻尾に見られる土を無造作に引き伸ばしたような部分」だろうか。
青白磁といえば、気高く近寄りがたいほどに端正な中国宋代の影青が一つの規範であるが、本作品は影青の手法を生かしつつも、磁土と人の手から生み出された「焼き物」なのだということを静かに言明しているよう。
幼い子どもが粘土をこね、ちぎり、無垢に作ったかのようなプリミティブで柔らかい「プラス」の造形が作品のマチエールとなって、不思議な親しみやすさをもたらしている。
風に吹かれる馬の後ろに美しい景色が見えてくるよう。
「青白磁の作品は加えていくプラスのフォルム、陶器作品は削ぎ落としていくマイナスのフォルム」とは先生のお言葉。
この言葉と共に見て行くと、本作品のプラスの要素は、「足のパーツに残されたバリの部分」「たてがみや尻尾に見られる土を無造作に引き伸ばしたような部分」だろうか。
青白磁といえば、気高く近寄りがたいほどに端正な中国宋代の影青が一つの規範であるが、本作品は影青の手法を生かしつつも、磁土と人の手から生み出された「焼き物」なのだということを静かに言明しているよう。
幼い子どもが粘土をこね、ちぎり、無垢に作ったかのようなプリミティブで柔らかい「プラス」の造形が作品のマチエールとなって、不思議な親しみやすさをもたらしている。
風に吹かれる馬の後ろに美しい景色が見えてくるよう。
お問合せ番号 No.SO-02
19.6 / 10.4 / H20.7cm
共箱 / with box signed by the artist
売約済/Sold Out
19.6 / 10.4 / H20.7cm
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