備前種壷水指 Vessel (Water jar), Bizen, Tanetsubo shaped
金重 陶陽/ TOYO KANESHIGE
陶陽先生は古備前の名作を念頭に置きながらも、その写しではないものをいかに作っていくのかを常に考えていたと思われる。本来の種壷は種などの貯蔵のために備前などの古窯で制作されたもので、侘茶の風情に合うことから茶人たちが取り上げ水指に転用されたものである。この作品は古備前の種壷よりも強い轆轤目が印象的で、陶陽窯の特等席である場所で焼成されカセ胡麻を呈している。陶陽先生のカセ胡麻は緻密で苔のような色調の深さが品格を高めている。畳付に短い「ト」の彫銘がある。
お問合せ番号 No.TK-12
17.2 / 16.9 / H18.2cm
共箱 / with box signed by the artist
1,650,000円(税込/including tax)
17.2 / 16.9 / H18.2cm
共箱 / with box signed by the artist
1,650,000円(税込/including tax)