No.23 古稀彩秋夜香合 Incense container, Overglaze enamels, Autumn Night

六代 清水六兵衛 / KIYOMIZU Rokubei VI

  • 「No.23 古稀彩秋夜香合 / Incense container, Overglaze enamels, Autumn Night」の写真 その1

Box
共箱
With box signed by the artist
サイズ
Size
4.5 / H2.7cm

古稀彩は六代六兵衛が古稀を迎えた際に行っていた絵付けの方法で、金銀彩や琳派を意識した描き方が特徴である。ぱっと目に飛び込むのは黄金の穂を大きく広げたススキ。左上には銀彩が施され秋の夜を表す。完成当時の銀彩は今より光輝いていただろうが、人の手を渡り長い時間を経て酸化し鈍く光る銀色は秋の夜らしい寂びた風合いを醸し出す。ひとたび蓋を開ければ内側にくまなく張られたまばゆい金色に誰もが驚くことだろう。高台中に「清」の印銘がある。

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