No.10 志野茶盌 Tea bowl, Shino

加藤唐九郎 / KATO Tokuro

  • 「No.10 志野茶盌 / Tea bowl, Shino」の写真 その1
  • 「No.10 志野茶盌 / Tea bowl, Shino」の写真 その2
  • 「No.10 志野茶盌 / Tea bowl, Shino」の写真 その3
  • 「No.10 志野茶盌 / Tea bowl, Shino」の写真 その4

Box
共箱
with box signed by the artist
サイズ
Size
14.2 / 13.6 / H8.6cm

唐九郎先生は愛陶家を唸らす「これぞ茶碗」というものを追い続けた作家である。良いものが完成したとしても決して安穏とした領域に留まらず、絶えず次を模索していた。この志野茶碗も「岩雪」「毘沙門」などの名碗と同手の作品であるが、この作風で残されたものが極端に少ないことが興味深い。彫刻のようにどこから見ても魅力的な造形、轆轤目、高台の土見せ、土味、粉白の志野釉と鉄釉のグラデーションと見所が満載の茶碗である。
高台脇に「一ム」の彫銘がある。

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