No.22 仿嘉靖黄地赤彩菊牡丹文角皿 Square plate with chrysanthemum and peony design, Yellow glaze under red enamel, Jiajing style

加藤土師萌 / KATO Hajime

  • 「No.22 仿嘉靖黄地赤彩菊牡丹文角皿 / Square plate with chrysanthemum and peony design,  Yellow glaze under red enamel, Jiajing style」の写真 その1
  • 「No.22 仿嘉靖黄地赤彩菊牡丹文角皿 / Square plate with chrysanthemum and peony design,  Yellow glaze under red enamel, Jiajing style」の写真 その2
  • 「No.22 仿嘉靖黄地赤彩菊牡丹文角皿 / Square plate with chrysanthemum and peony design,  Yellow glaze under red enamel, Jiajing style」の写真 その3

Box
共箱
with box signed by the artist
サイズ
Size
18.8 / H3.4cm
¥1,650,000
(税込/including tax)

中国明代、嘉靖年間の景徳鎮窯で製作された「黄地赤彩花弁文方盤」を本歌とする角皿。黄地赤彩の技術は土師萌先生によって復元され、昭和27年に「助成の措置をすべき無形文化財」に指定された。制作の手順は以下の通りである。始めに磁器の上に白釉を施し焼成する。次に黄釉を施し焼成する。最後に赤絵具で模様を描いて焼成する。こうして釉を重ねることで、輝きを放つような鮮やかな発色となる。見込だけではなく背面に描かれた模様も見事であり、土師萌先生の東洋陶磁への理解の深さが窺える。本歌は高台内に嘉靖年製と記されるが、本品には「土師萌製」の文字が記されている。昭和28年(1953)作。

所載:
『加藤土師萌作品集』 朝日新聞社 1974年
「人間国宝をしのぶ 加藤土師萌陶業展」 日本橋髙島屋他 1974年
『現代の陶芸〈第五巻〉楠部弥弌・加藤土師萌・清水六兵衛』 講談社 1975年
「近代陶芸をささえた巨匠 加藤土師萌回顧展」 瀬戸市文化センター 1990年

関連作品一覧