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箱
Box -
共箱
with box signed by the artist -
サイズ
Size - 13.7 / 13.4 / H10.5cm
¥8,800,000
(税込/including tax)
(税込/including tax)
黒い穴が連なる曲線的な意匠は1972(昭和47)年の作品に見られる特徴である。灰色の部分は焼締の遠野土、白い部分には白土が塗り込められている。見込には透明釉が掛けられている。この茶碗の見どころは、薄く鋭い口縁と曲線的な柔らかさとの両立である。口縁は山の稜線のように切り立っており、指でなぞると切れ味を感じる。一方腰から高台にかけては角がなく滑らかな形をしている。加守田先生の造形力により異なる性質が一つの茶碗にまとまっている。高台中央に「章」の彫銘がある。