No.18 伊部ぐいのみ Sake cup, Imbe

北大路魯山人 / KITAOJI Rosanjin

  • 「18. 伊部ぐいのみ / Sake cup, Imbe」の写真 その1
  • 「18. 伊部ぐいのみ / Sake cup, Imbe」の写真 その2
  • 「18. 伊部ぐいのみ / Sake cup, Imbe」の写真 その3

Box
共箱
With a box signed by the artist
サイズ
Size
6.8 / H4.0cm

昭和24 年か27 年に、伊部 金重陶陽先生の工房にて制作焼成されたものと思われる。備前の土に何とも言い難い美しさを感じた北大路魯山人先生は、この地で800 点余りの作品を制作したといわれている。重ね焼きで、側面から高台にかけ、登窯火前の強還元がかかった作品。鼠地に紅色の緋襷は、陶陽窯の特徴的な渋い景色。灰被りとなった口縁が張りだしたユニークな形は手の馴染みが抜群で、土はねっとりとして、爆ぜている石の具合も秀逸である。高台は分厚く力強い。

関連作品一覧